ドイツ調教馬史上初の連覇を狙ったトルカータータッソ(牡5、M・ヴァイス、父アドラーフルーク)は3着に敗れた。

18番枠からスタートし、道中は後方待機。直線はランフランコ・デットーリ騎手を背に大外を猛然と追い込んだが、先に抜け出していたアルピニスタ、ヴァデニには届かなかった。

ヴァイス師は「一瞬勝ったかと思ったけど、アルピニスタが素晴らしかった。彼女は昨年のベルリン大賞でも私たちに勝っているし、リスペクトする存在でした。トルカータータッソは力強い末脚を見せてくれたし、私たちにとって大事な、一生に一度の馬ですよ」と、ライバルと自身の管理馬をたたえた。