土曜東京のアルテミスS(G3、芝1600メートル、29日)で、リバティアイランド(牝2、中内田)が無傷の2連勝を目指す。最終追いは川田騎手を背にCウッドで6ハロン84秒1-11秒3。グランディア(古馬2勝クラス)に首差遅れたが、素軽い動きを見せた。中内田師は「先週もジョッキーに乗ってもらって、しっかり動かしました。まだ休み明けの感じはあるけど、今日の追い切りで先週よりまたひとつ上向きました」と上昇気配を感じ取った。

デビュー戦が衝撃の内容だった。中団追走から、JRA史上最速タイとなる上がり31秒4の豪脚で差し切り。これには師も「成長途上でどういう競馬をするかと思っていましたが、思った以上にしまいが切れました」とうなずく。昨年1着サークルオブライフ、一昨年1着ソダシなどのちのG1馬を輩出してきた出世レース。「結果を出して、今以上の注目を浴びるようになってほしい」と大きな期待を込めた。