日本馬パンサラッサ(牡6、矢作)が快挙を成し遂げた。1着賞金約13億円の世界最高賞金レースを逃げ切った。

鞍上の吉田豊騎手(47)はサウジカップデーで、この1鞍だけに騎乗した。サウジアラビアでは騎手の配分は10%(日本では5%が慣例)となっており、同騎手個人の取り分は約1億3000万円。勝ち時計の1分50秒80で稼いだことになる。

22年の吉田豊騎手はJRA17勝を挙げて獲得賞金は5億2346万円。取り分を5%で計算すると約2617万円だった。

なお昨年のサウジカップデーではクリストフ・ルメール騎手(43)が5鞍に乗り、ネオムターフC(オーソリティ)、1351ターフスプリント(ソングライン)、レッドシーターフHC(ステイフーリッシュ)、リヤドダートスプリント(ダンシングプリンス)の重賞4勝に、3着1回。獲得賞金は計435万ドル(約4億7900万円。当時のレートは1ドル=110円)で、個人の取り分は5000万円に迫った。