3番人気のJRAケイアイドリー(牡6、村山)が混戦から抜け出し、重賞初制覇を果たした。前走東京スプリント2着に続き、ダート1200メートルの重賞2戦目で待望の初タイトルを手にした。勝ちタイムは1分11秒7。JRA勢は3年連続24勝目となった。

競り合う前を見ながら中団インを追走。4コーナーで外めに持ち出して豪快に末脚を伸ばした。藤岡康騎手は「。道中の手応えも良く、直線も期待通りに伸びてくれました」と笑顔で振り返っていた。今後は秋の東京盃、JBCスプリントが目標になる。

24年度からの北海道スプリントCは、ダートグレード短距離路線の整備に伴い、3歳限定に出走条件が変更され、開催時期も8月中旬に移して施行される。

 

◆ケイアイドリー ▽父 エスポワールシチー▽母 アルヴェナ(シーキングザゴールド)▽牡6▽馬主 (株)ケイアイスタリオン▽調教師 村山明(栗東)▽生産者 隆栄牧場(北海道新冠町)▽戦績 21戦8勝(うち地方3戦1勝)▽総収得賞金 1億8165万9000円(うち地方3145万円)▽馬名の由来 冠名+ニュージーランドの地名より

 

●勝負服

<アイオライト=2着>岩田望騎手 前が速く、追走に苦労しました。やはり1400メートルがベストなので次に生かしたい。

<スティールペガサス=3着>桑村騎手 脚は残っていたのでコーナーでスムーズに立ち回れていれば。勝負になったレースなので悔しいです。