函館開催のラストを飾る函館記念(G3、芝2000メートル、16日)の最終追い切りが12日、函館競馬場で行われた。「追い斬り激論」は東京の舟元祐二記者、大阪のことは(下村琴葉)記者が担当する。舟元は前走を勝ってオープン入りを果たしたローシャムパーク(牡4、田中博)を選択。ことはは前哨戦の巴賞2着ドーブネ(牡4、武幸)に注目した。

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ことは お互い函館出張は初めてだと聞きました! よろしくお願いします。

舟元 一昨年、昨年は札幌だったからね。初函館で気合は入りまくり。

ことは でもその気合が入りすぎて、財布を落としたんでしょ。

舟元 えっ、どこでその情報を…。まあ、見つかったからいいんだけどね。そんなことより今週は函館記念だよ。

ことは 動きはドーブネが抜群でしたよ! 追い切りを見逃さないように気を付けていたんですが、気が付いたら目の前にいたくらいのスピード感でした。時計はウッド5ハロン65秒8-12秒9。元気いっぱいで楽しそうに走っていました。

舟元 ただ気性的な難しさはどうかな。

ことは それが大丈夫なんですよ。滞在効果が大きくて、精神的にも大人になっています。南井助手も「輸送で体を減らすので、滞在で相当落ち着いている。前走でメンコを外したけど、引っかかるところがなかったのが収穫」と進境を感じていました。前哨戦の巴賞は惜しくも2着でしたけど、自分の競馬に徹していましたし、舞台も合っていそうですよ。

舟元 僕はローシャムパークがよく見えたよ。前のハウゼ(3歳2勝クラス)を4馬身追いかけて、最後はスーッと糸を引くような加速で併入。時計も芝コースで5ハロン64秒5-11秒9と鮮やかだった。

ことは 私たちと同じ初の函館ですね。

舟元 確かにね。実際はレースになってからじゃないと分からないけど、陣営は最大限の努力をしている。1週前から雨で湿った芝コースで追い切った。田中博師は「本番を想定して先週、今週と芝に入れました。しっかり走っていますし、タイプ的にも苦にはならないと思います」と抜かりはないよ。

ことは 3勝クラスを勝ったばかりですよ。

舟元 即通用だよ。3歳時にはセントライト記念で3着と世代上位の実力があるし、その時の4着セイウンハーデスが9日の七夕賞を勝ち、5着のラーグルフも年明けの日刊スポーツ賞中山金杯Vと、古馬になってからどんどん活躍している。師も「能力的にはタイトルを取らなければいけない馬」と期待を隠さない。

ことは じゃあドーブネが勝ったら、私が財布のない舟元さんにごちそうしてあげますね。

舟元 だから見つかったって! でも腕時計はいまだ見つからず…。

ことは 財布だけじゃなかったんですね…。