【リヤド(サウジアラビア)=木南友輔】サウジアラビア建国年にちなんだ距離で行われる1351ターフスプリント(G2、芝1351メートル、24日=キングアブドゥルアジーズ)には日本から4頭が参戦する。

バスラットレオン(牡6、矢作)はレース史上初の連覇がかかる。22日朝は矢作師の前でダートコースを軽快に駆け抜けた。

トレーナーは「彼は英国、フランス、ドバイ、サウジアラビア、韓国…、いろいろな国に行っていますし、今回はサウジに戻ってきて、幸せそうにしています」と馬の様子を語り「(昨年は7番枠で今年は10番枠だが)正直、もう少し内が良かったです。このレースに照準を絞って、フレッシュな状態で来たので、調子はいいと思う。この1351という微妙な距離がバスラットレオンには非常に合っている」とレースへ向けた見通しを語った。

一昨年はドバイのゴドルフィンマイルを逃げ切り、昨年は1351ターフスプリントを逃げ切り。4歳シーズンには欧州へ遠征し、英国のサセックスSでバーイードの4着、フランスのジャックルマロワ賞はインスパイラルの7着だった。キングアブドゥルアジーズ競馬場のスタンド外壁には「広尾レース」の青い勝負服(昨年のサウジC制覇パンサラッサの吉田豊騎手)がどでかくプリントされている。今年もこの青い勝負服がサウジで躍動する。