スプリンターズS(G1、芝1200メートル、29日=中山)に香港馬ムゲンで挑むカリス・ティータン騎手(34)が日、中山競馬場で調教に騎乗して状態を確認した。芝コースで帯同馬アイランドサプライズの後を、ゆっくりキャンターで流した。「非常に感触が良かった。いい準備ができている。いつもリラックスしていておとなしく、困らせることがない、この半年ですごく成長している。海外でG1に乗れる機会はそうそうないのでハッピー」と笑顔で太鼓判を押した。
5枠9番と聞くと「とても良い枠順。最初からスピードを出すのを好むタイプではない。作戦を立てやすい」と歓迎した。
ライバルについては「レーン騎手のサトノレーヴ。どういう展開になるか、注目している」と3連勝中のロードカナロア産駒の名を挙げた。
ティータン騎手は香港のトップ10で、これまでミスタースタニングやロマンチックウォリアーなどとのコンビで数々のG1を制覇してきた。初来日は2016年でJRA96戦10勝。18年高松宮記念では香港馬ブリザードで5着に入っている。重賞は6回騎乗して16年クイーンS(レッドリヴェール)の4着が最高。この日はニューヨーク・ヤンキースの帽子をかぶり、香港から訪れた応援団に気さくに応じていた。「ヤンキースの試合はよく見ている。特に応援している選手がいるわけではないけれど、いい気分転換になります」。人馬ともいいメンタルで臨めそうだ。

