今週も頼れるジョッキーに乗れ。昨年、自身5度目のMVJに輝いた戸崎圭太騎手(44=田島)は年明けも絶好調。1月は13勝を挙げ、全国リーディングトップを走る。シルクロードS(G3、芝1200メートル、2月2日=京都)では期待を寄せるカピリナ(牝4、田島)とのコンビ。追い切りに騎乗し、確かな手応えをつかんでいる。
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戸崎騎手の勢いが止まらない。1月は13勝を挙げ、現在全国リーディングトップに君臨する。フェアリーS(エリカエクスプレス)に続き、先週はダービー馬ダノンデサイルでAJCCを制し重賞2勝と中身も濃い。「(いい流れで)気持ちはいいですね。ただ、レースは1つ1つ違いますから気持ちを切り替えていかないといけない。1鞍1鞍に集中してやっていきたいと思います」と気を引き締める。
2週連続重賞Vを狙い、シルクロードSでは重賞初挑戦となるカピリナに騎乗する。昨夏に芝路線に転向。芝初戦の4走前を戸崎騎手で快勝すると、その後は別の騎手で条件クラスを連勝してオープン入りした上がり馬だ。
4走ぶりのコンビ再結成に向け、この中間は2週続けて追い切りにまたがった。29日は美浦坂路で4ハロン56秒4-12秒8(馬なり)。全体時計は控えめでも四肢の回転はパワフル。「動きはすごく良かったですね。以前と走りのバランスが変わってきていい走りになっている。最後の伸びも変わりますからね。いい感触、雰囲気です」。確かな自信が伝わってきた。
ダートの新馬戦(2着)から手綱を取り、これまで調教でも密にコンタクトを重ねてきた。「もともと能力を感じていた馬。これから出世していってほしいと思います」と期待を隠さない。目指すは春の目標に掲げるG1高松宮記念(芝1200メートル、3月30日=中京)。勢いに乗るコンビが開幕週の淀を沸かせ、大舞台に前進する。【井上力心】
◆MVJ(Most Valuable Jockey) 13年に新設されたJRA賞騎手表彰。JRA賞騎手3部門(勝利数、勝率、獲得賞金)はJRAのレース限定だが、MVJは地方、海外を含めた勝利数・勝率・獲得賞金・騎乗回数の4項目の各順位をポイント化し、総合得点で決定する。

