ベテランVS若手の行方は-。伝統のG2、中山記念(芝1800メートル、3月2日)の最終追い切りが26日、東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」では57歳の大阪・岡本光男記者が7歳馬ソウルラッシュ(牡、池江)、32歳の東京・桑原幹久記者が4歳馬シックスペンス(牡、国枝)に注目した。

    ◇    ◇    ◇

岡本 年齢がテーマとは安易やな。

桑原 すみません。でも、事実そうですし…。

岡本 足の速さでは負けてないで。

桑原 ぐうの音も出ません。

岡本 足の速さと言えばソウルラッシュの1週前追い切りは天下一品やった。

桑原 Cウッドで6ハロン80秒6-10秒7(いっぱい)の猛時計でした。

岡本 元々稽古駆けするタイプやけど、池江師も「目にも止まらぬ速さでした」と絶賛してた。去年のマイルCSでG1を初制覇して最優秀マイラーも取った。明け7歳でも衰えどころか進化してるな。

桑原 動きはどうですか?

岡本 坂路単走でさらっと。それでも4ハロン53秒3-12秒0(馬なり)と楽に動けてたな。仕上がりはいいと思う。

桑原 1ハロンの距離延長が引っかかります。

岡本 次走予定の1800メートルのドバイターフへの試金石と陣営はみている。前走香港マイル2着を見てもずぶさが出てきたし、距離延長はプラスやな。

桑原 若手代表なら4歳のシックスペンスの気配がいいです。

岡本 前走の毎日王冠は古馬初対戦でも強かった。

桑原 2、3着馬が次走のG1で好走していますし、国枝師も「体調が万全でない中、能力の高いところを見せてくれた」と評価していました。

岡本 でもマイルCSは回避やんな?

桑原 ひづめの炎症が原因でした。今回も中間で爪を痛めたそうですが、坂路とプールを併用して慎重に調整されています。

岡本 不安が残るな。

桑原 そんなことないです。当週はこの中間で初めてのウッド追い。5ハロン65秒5-11秒2(馬なり)でサトノトルネード(古馬2勝クラス)に1馬身先着。師も「爪の不安はない。しまいの動きはすごくよかった。やはりいいものがある」とうなずいていましたし、前回同等の仕上がりとみています。

岡本 出てくる以上は好勝負になりそうやな。

桑原 僕もやせれば岡本さんに足の速さで勝てますかね?

岡本 100年早いな。

◆桑原の目 無理のない走りで手応え優勢で先着。ウッドでこれだけ動ければ、爪の不安はない。堂々と主役級を張れる。

◆岡本の目 ほぼ馬なりだったが、この馬らしい豪快な走り。先週のCウッドでのラスト10秒7を見ても走れる仕上がり。

◆前走香港マイル組 3年5カ月ぶりにマイルより長い距離に挑むソウルラッシュは、前走香港マイル2着。香港マイル→中山記念のローテは過去に5頭出走し、17年に1着ネオリアリズム、3着ロゴタイプが入っている。