31日で騎手引退を発表している的場文男騎手(68)が28日、南関東地方競馬チャンネルで騎手時代を振り返った。的場文騎手は勝負服の「赤・胴白星散らし」で登場し、「50年も乗れてきたのは競馬関係者、ファンのおかげ。感謝の気持ちでいっぱいです」と開口一番、思いを伝えた。
大井をけん引してきた実績から「大井の帝王」と異名を取る名手。長らくともにしてきた異名は「自分でこれがいいと言いました。(異名を)いくつか言われて、帝王賞を3つも勝っているもんですからね。好きでしたから。勝ち鞍が多いときは300勝とかね。ファンの応援もありましたから。馬券の連に絡むように頑張ってきました。験担ぎはないですね。馬の能力を100%出せるように、新聞とか読んで研究もしましたね」と話した。積み上げた勝ち星は前人未到の7424勝。大井リーディングを初めて獲得したのは129勝を挙げた83年だった。「最初はね、3勝とかなかなか勝てなかったけど、5年目くらいから勝ちが乗り出して、大井のリーディング取ったときは本当にうれしかった」とこれまでの思いを口にした。
この日の大井メインとなる11Rのレース名は『大井の「帝王」賞』。自身の異名が冠されたレースが発走時間となり、自らカメラに向かい、「大井の帝王賞、まもなく発走です」とレースへ向けた振りを行った。

