島原→須知→淀-。
今週日曜の京都競馬場では、耳慣れない特別レースが立て続けに行われる。
8R=島原特別(2勝クラス、芝1800メートル)
9R=須知(しゅうち)特別(2勝クラス、ダート1900メートル)
10R=淀S(3勝クラス、芝1200メートル)
11R=天皇賞・春(G1、芝3200メートル)
12R=巨椋池(おぐらいけ)S(3勝クラス、ダート1200メートル)
JRAによると、いずれも(天皇賞・春を除いて)初めて開催されるレース名だという。今年で京都競馬場が現在の場所に開設されて100周年となることを記念して、京都競馬場の所在地の変遷に由来する地名を採用した。
それではJRAの資料に基づいて順番に解説していこう。
「島原」=1907年(明治40年)に京都市下京区に島原競馬場が新設され、翌1908年に第1回の京都競馬が開催された。1912年の火災により競馬場の大部分が焼失した。
「須知」=1913年(大正2年)に京都府船井郡須知町(現在の京丹波町)へ移転した。
「淀」=1925年(大正14年)に京都府紀伊郡向島村字葭島新田(現在地)に移転した。
つまり8~10Rは所在地の変遷にちなんでいる。そして12Rは…。
「巨椋池」=現在の京都市伏見区、宇治市、久御山町をまたいでかつて存在した池。昭和初期の干拓事業によって農地となり現在に至る。京都競馬場中央の池は巨椋池の名残と考えられている。
僕自身も知らないことばかりで勉強になった。大学時代には下京区に住んでいた時期もあったが、あそこに競馬場があったとは…。
日曜はレースを楽しみつつ、京都競馬場の歴史に思いをはせてみるのはいかが?【太田尚樹】

