凱旋門賞(G1、芝2400メートル、5日=パリロンシャン)に「3頭出し」で挑む地元フランスのフランシス・グラファール調教師(48)が30日、フランスギャロ主催の共同記者会見に臨んだ。出走予定の仏オークス馬ゲゾラ(牝3)、ジャンロマネ賞覇者キジサナ(牝5)、プランスドランジュ賞2着のダリズ(牡3)について語っている。
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ダリズはデビューから4戦無敗で向かった8月の英インターナショナルSで最下位6着に沈んだものの、前走プランスドランジュ賞では日本のダービー馬クロワデュノールに迫る2着となり、参戦が決まった。鞍上は「アガカーン・スタッド」と優先騎乗契約を結ぶミカエル・バルザローナ騎手が務める。
グラファール師は「ダリズは高く評価してきた牡馬で、今年のアガカーン・スタッドの3歳牡馬では一番だと考えていました。ただ、まだ精神的に幼く、体格は立派。そのため、仏ダービー(ジョッケクルブ賞)とパリ大賞には出走させませんでした。経験を積ませるためにヨーク(英国)のインターナショナルSに出走させましたが、残念ながらペースメーカーの大逃げになってしまい、失望する走りになってしまいました。その後、プランスドランジュ賞に出走させることを決め、そこで彼は素晴らしい走りで日本のクロワデュノールの2着になりました。このパフォーマンスを見て、凱旋門賞に出走させることになりました」と参戦の経緯を語った。
「彼の血統(父が凱旋門賞馬シーザスターズ、母が香港ヴァーズ覇者)から判断すれば、今回が初めてとなる2400メートルもこなす力があります。ソフトな馬場も問題ないでしょう。6月のG2ウジェーヌアダン賞ではベイシティローラーを破り、ベイシティローラーはニエル賞で2着でした」と能力的には通用する可能性を示す一方、「ダリズの最大の弱点は未熟なところです。多頭数になると、緊張してしまう可能性があります」と不安材料も挙げている。

