米国競馬の祭典、ブリーダーズカップの枠順抽選が現地時間27日(日本時間28日朝)にデルマー競馬場で行われた。

日本からフォーエバーヤング(牡4、矢作)が挑むBCクラシック(G1、ダート2000メートル、日本時間11月2日朝)など、各競走の出走馬と枠順が確定した。

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絶好の数字を引き当てた。BCクラシックに挑むフォーエバーヤング(牡4、矢作)の5番枠は絶好枠になるかもしれない。

すぐ内に入ったコントラリーシンキングはここ2戦、シエラレオーネのチャド・ブラウン厩舎が一緒に走らせているペースメーカー的存在。ハイペースを好むシエラレオーネのために2走前のホイットニーSも前走のジョッキークラブゴールドCも玉砕的な逃げを打っている。今回もおそらく、何が何でもハナ、という手に出てくるのではないか。この馬を見ながら運べそうだ。

想定2番人気のフィアースネスは痛恨の1番枠。昨年、フォーエバーヤング陣営が嘆いたように、この1番枠は作戦が限られる。フィアースネスは同じコースで行われた前走のパシフィッククラシックを同じ1番枠から勝っているが、枠順抽選前のインタビューでプレッチャー師は「最内枠(レール)だけは引きたくない」とコメントしていた。枠順抽選では最後の10番目に名前が呼ばれ、残っていた1番枠へ。場内からは失笑も聞こえてきたように、試練の最内枠だろう。

フォーエバーヤングは坂井騎手とあうんの呼吸で競馬を進められる。どの馬も侮れないが、末脚勝負に出たい想定1番人気の2冠馬ソヴリンティ、昨年覇者シエラレオーネ、マインドフレーム、ジャーナリズム、アンティクエリアンという実績上位馬より内枠に入った。歴史的な勝利をつかみ取るためには申し分のない枠の並びに思える。

最後にデータを…。デルマー競馬場ではこれまでに3回、ブリーダーズカップが開催されている。米国は馬番とゲート番が同じだが、2017年にBCクラシックを勝ったガンランナー、21年に勝ったニックスゴーはいずれも馬番5番だった(ニックスゴーは内枠の取り消し馬が出たため、4番ゲートからスタート)。昨年の5番セニョールバスカドールも人気薄ながら5着に入った。

昨年は最悪の1番枠から3着に好走したフォーエバーヤング。今年は絶好の数字を引き当てたと言っていい。