地方競馬全国協会(NAR)は20日、令和7年度第2回調教師・騎手免許試験新規合格者を発表した。ばんえい競馬では同競馬史上最多4873勝を挙げている藤本匠騎手(63)、同2位で3791勝の藤野俊一騎手(65)が調教師に合格した。
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札幌市出身の藤本は、83年4月29日に旭川競馬場で騎手デビュー。同日に初勝利を挙げた。これまで史上最多となる3万7833戦に騎乗し、12年には「ミスターばんえい」と呼ばれた金山明彦元騎手(現調教師)の3299勝を超える史上最多3300勝に到達。記録を更新し続け、17日までの開催で4873勝を積み上げた。
合格を果たし、「まずは受かってホッとしています。特にここ2年は一生懸命に試験の勉強をしました。一番に支えてくれた妻に報告をしたいです」と喜びと感謝を口にした。
「今まで騎手として馬に乗る以上は勝つことが根本にありましたので、そのために先輩方の技術を勉強したり、乗り方を真似したりして努力してきました。そうして勝利数を重ねてきましたが、騎乗数が誰よりも多いことは、騎手として信頼を勝ち得てきたのだという私の誇りでもあります。最後の5日間はそのことを噛みしめながら騎乗します」と残りの騎手生活について語り、「これから忙しくなってきますし、この歳での転身はなかなか大変だろうとは思いますが、やる以上は頑張りたいと思っています。良い馬をファンの皆様へ見てもらえるよう、またばんえい競馬共々、応援をよろしくお願いいたします」と決意を新たにした。

