12月1日付で調教師に転身する2000勝超ジョッキー2人が21日、地元の川崎で最後の騎乗を終えた。
フリオーソで制した07年ジャパンダートダービーなど重賞47勝を挙げた今野忠成騎手(48=安池)は3鞍に騎乗。ラストの12Rはナツハヤテでゲートインしたが、スタートの瞬間に馬が立ち上がり、まさかの落馬となった。94年10月15日の初騎乗から地方通算2万5702戦2751勝、中央通算214戦12勝。けがなく引き揚げてきた今野騎手は「最後の最後に迷惑をかけてしまって申し訳ございませんでした。気づいたら地面にいた感じで…。馬も無事で僕も大丈夫だったので良かったかなと。そんなに最後という感じはしないんですけど、徐々に実感が湧いてくると思います」と苦笑いで振り返った。
19年東京ダービーをヒカリオーソで快勝するなど重賞27勝を挙げた山崎誠士騎手(41=山崎尋)は6鞍に騎乗。4Rをビービーエリスで勝ち「何か巻き戻って初勝利の時のような気持ちになった。何げない1勝だけど新鮮だった」とゴール後にガッツポーズも出た。ラストの12Rはギフテッドリーダーで5着。ファンの前まで行ってから引き揚げてきた。03年10月27日の初騎乗から地方通算1万8430戦2022勝、中央通算30戦1勝。「やりきれたかな、という感じです」と切り出した山崎騎手は「最後はファンの方が暖かい声をかけてくれたりして、ウルッときました。それで最後かな、という気持ちになりました」とラストライドをかみしめていた。

