2番人気の浦和アンジュルナが逃げ切り、ローレル賞に続く重賞連勝を飾った。野畑凌騎手(21)はローリエフレイバーで制した23年以来、小久保智調教師(54)はケラススヴィアで制した20年以来の東京2歳優駿牝馬制覇となった。
7番枠からスタートを決めると、鞍上に迷いはない。「自分の馬の力を信じてハナに立とうと思いました」と積極策に出た。3角からは迫ってきた1番人気リュウノフライトとの争いになったが、直線で右ステッキに応えて振り切り、最後伸びてきたナーサリーテイルに3馬身差の完勝だった。「馬体もいいし、スピードがあって心肺機能も高くて、すべてにおいて高水準。来年もアンジュルナとたくさん、重賞を勝とうと思っています」。南関リーディング3位と躍進する若武者はきっぱりだ。2歳女王の今後について小久保師は「明日のあの子の状態で、いろいろ決めることがあります」。追われる立場の1年が始まる。【渡辺嘉朗】
■アンジュルナ ▽父 ティズザロー▽母 アイワンダーアズアイワンダー(アメリカンファラオ)▽牝2▽馬主 竹下浩一▽調教師 小久保智(浦和)▽生産者 千里ファーム(北海道新ひだか町)▽戦績 7戦5勝▽総獲得賞金 4305万円▽主な勝ち鞍 25年ローレル賞(S2)▽馬名の由来 天使(仏)+月の女神(ローマ神話)
●勝負服
〈ナーサリーテイル=2着〉御神本騎手 返し馬から物見していた。ゲートもうまく行き切れなくて、腹くくって直線勝負にかけたらすごい脚。新しい一面が出て良かった。距離も延びて良さそう。
〈リュウノフライト=3着〉矢野騎手 初馬場でゲートの中でそわそわ。コーナー4つの対応もうまくできなかった。1回使っていれば全然違ったと思う。スピードといい、背中のバネといい、ものすごくいいものを持っている。
〈グッドディーズ=4着〉本田正騎手 満足のいく競馬はできました。まだこれからですね。線が細い。距離は延びて問題ない。来年以降の馬だと思います。
〈セイクリスティーナ=5着〉落合騎手 向正面でなくなったかなと思ったけど、それでも最後にあれだけ来るから、力はあると思う。返し馬でもその辺で内側を見てハミを抜いていたので、場慣れすれば。

