兵庫県競馬所属の小牧太騎手(58)が、03年以来22年ぶりの兵庫リーディングに返り咲いた。25年の開催最終日となった12月31日、重賞の園田ジュニアC(ダート1700メートル)を2番人気のゴッドフェンサー(牡、盛本)で勝利するなど2勝を加え、年間229勝をマーク。自身11回目の兵庫リーディングを獲得した。

王座奪還に花を添える重賞制覇だった。コンビを組んだゴッドフェンサーはゲート内で右トモをぶつけるアクシデントがあり、スタート後は後方2番手。それでも慌てず騒がず、道中は折り合いに専念し、3角手前から追い出した。先行馬との差をあっという間に詰め、直線は1番人気リーガルタイムを突き放した。

「向正面で一番外まで出したときに反応がすごく良かった。今日みたいな競馬ができればどんな競馬でもできると思う。次も乗せてくれたらうれしいです」と笑顔。今回は高知に遠征した吉村騎手の“代打”騎乗だったが、手放しで素質を高く評価した。

年間200勝突破も03年以来。昨夏にJRAから古巣に復帰して2年目で、兵庫のレジェンドが輝きを取り戻した。「リーディングは狙っていました。来年も精いっぱい乗ります」と大みそかの大声援に応えていた。