6番人気の地元メイクセンス(牡、川島正)が好位追走から抜け出し、重賞初挑戦で初制覇を果たした。2番枠のスタートから道中はインの4番手。勝負どころもそのまま内を回り、直線入り口で早くも先頭に立った。「乗っている僕たちにもよく分からない馬場なんですけど、手応えがあるうちに行こうかなと思いました」と本田正重騎手(38)。前2開催が極端な外差し馬場だったこともあってか、今開催も内を空ける競馬が続いていた。その中でインから鮮やかな抜け出し。「抜け出すのが早いかなと思ったけど、馬が頑張ってくれた」と全7戦でコンビを組むパートナーをたたえた。川島正一調教師(56)にとっては、レース前に「想像してるよりもいい競馬をしてくるから」と期待していた愛馬。この日はタイトルを取って師を驚かせた。「内に行くしかないもんね。マサシゲ、腹据わってるんだもん」と鞍上のさばきも絶賛。陣営の期待がさらに膨らむ勝利となった。【渡辺嘉朗】

●勝負服

<デンテブリランテ=2着>藤田騎手 4コーナーがスムーズだったら着順が違ったんじゃないかな。力負けではない感じ。これからもっと良くなる馬。しっかりしてくるきっかけはできた。

<アトレーヴフェイス=3着>張田騎手 時計勝負でも勝ち馬には1度負けているからね。使ってきているので、少し間隔を空けて成長してくれれば。

<グルーヴィン=4着>笹川騎手 道中でちょっと不利があったけど、それでもよく走ってくれた。初手で後手に回ってしまうところがあるけど、短いところも走ってくれる。

<バーバリオン=5着>安藤騎手 自分の競馬はできたかな。ただ遅れてポジションを取りにいっている分はきつかった。直線も砂を嫌がっていた。初コースで戸惑っていたのか、来られても反応がなかった。地元で巻き返したい。