期待の星がベールを脱いだ。2番人気シルバーレシオ(牡、野中)が、前走1勝クラス勝利からの連勝で初の重賞タイトルをゲットした。1番人気メルカントゥールとのたたき合いを首差で制し、6月10日大井の東京ダービー(Jpn1、ダート2000メートル)の優先出走権を獲得した。

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混戦極まる3歳ダート路線にまた1頭、強烈な存在が現れた。まだ緩さも残り、返し馬からバランス面などで不安定さものぞかせたシルバーレシオだったが、レースが始まると大物ぶりを披露。上がり最速の末脚を使い、見事に勝利をつかみ取った。

相棒が今持つ力を、岩田望騎手が引き出した。道中は無理にポジションを取りに行かず、12頭立ての9番手を追走。3コーナーからじわじわと進出し、直線入り口で先行勢を射程圏に入れた。鞍上は「直線は手前を替えてから(前を)とらえられるかなという反応をしてくれました」とラストの伸びを称賛した。

1勝クラス突破に4戦を要したが、今回は連勝で重賞勝利を達成。岩田望騎手は「(成長は)秋ぐらいかなと思ったのですが、ポテンシャルで重賞も勝ってくれました。無事にいけば“大きいところ”を狙っていける馬なのでは、と個人的には思っています」と期待を口にした。

大きいところ-。まずは、優先出走権を獲得した東京ダービーが意識される。野中師は「馬の状態をしっかり見て、オーナーサイドと相談します。狙うなら羽田盃より、2000メートルの(東京ダービーの)方が適性はあると前から話をしていました」とうなずいた。さらなる大舞台へ、シルバーレシオのブレイクに期待はたっぷりだ。【原田竣矢】

◆シルバーレシオ ▽父 ルヴァンスレーヴ▽母 シルバーポジー(クロフネ)▽牡3▽馬主 (有)サンデーレーシング▽調教師 野中賢二(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 7戦3勝▽総獲得賞金 5904万8000円▽馬名の由来 白銀比