ケンタッキーダービーで3着に好走したオシェリ(牡3、D・ベックマン)は2冠目のプリークネスS、3冠目のベルモントSには向かわない。レースから一夜明けた3日、ブラッドホース電子版が伝えている。
オシェリは当初、補欠2番手だったが、回避馬が出たため、出走が可能となった。ウッドメモリアル3着で出走へ向けたポイントを獲得していたものの、6戦未勝利という戦績で話題になっていた。レースは現地米国、JRA発売の日本国内でいずれも18番人気(最低人気)だったが、ガファリオン騎手を背に直線で一瞬、先頭に立つ激走を見せた。
管理するベックマン師は「現時点で(プリークネスステークスに)出走するメリットが全く見当たらない。これまでの調教やレース内容から判断すると、マットウィンS(G3、ダート1700メートル、6月7日=チャーチルダウンズ)か、未勝利戦が妥当かもしれない。ここで少し休ませて、その後はトラヴァーズSのような大きなレースに向けて調整していきたいと思っています」とコメントしている。
ブラッドホース紙は、1884年のブキャナン、1919年のサーバートン、1933年のブローカーズティップなどが未勝利馬の身でケンタッキーダービーを制しているが、チャーチルダウンズ競馬場が全出走馬の成績を記録するようになった1937年以降では、オシェリが未勝利馬で唯一の入着馬である、と伝えている。
今年のケンタッキーダービー上位勢は勝ったゴールデンテンポが2冠目のプリークネスS(G1、ダート1900メートル、5月16日=ローレルパーク)参戦を視野に入れているものの、2着レネゲイド、3着オシェリ、4着チーフワラビーは同レースに向かわない見込みとなっている。

