ロベルト・スアレス(左)は試合を締め捕手梅野隆太郎とグータッチする(撮影・上山淳一)
ロベルト・スアレス(左)は試合を締め捕手梅野隆太郎とグータッチする(撮影・上山淳一)

投打がかみ合って広島との3連戦に先勝した。阪神はこれで6カード連続でカードの“頭”に勝ちを収めたことになる(雨天中止で1試合になった巨人戦含む)。

山田 阪神は開幕から今が一番良いチーム状態にあるといってもいいだろうね。チームとして少し戦う形ができつつある。それは岩崎、スアレスと後ろが固まってきたことで言えることだ。このゲームで投げた2人の投球内容はまずまずだったし、これからベンチは先発をどこまで引っ張るかなどを考えやすくなるだろう。

ただ7回は3点を返されて2点差まで追い詰められた。なおも1死満塁、2番手馬場が西川と対した場面が明暗を分けた。3-1からボール球に手をだしての空振りで助かった。続く5球目も速い打球の投ゴロだったが、馬場が好捕して併殺を取った。

山田 あそこは勝負だったね。西川に4球目を見送られていればさらに1点を返され、阪神ベンチもピッチャーを代えていただろうし、ゲームの流れは変わっていたかもしれない。ただ西川も待って打つようなタイプの打者ではないから、紙一重だったということだ。

阪神と広島。結局は両軍の勢いの差がそのまま出たような一戦になった。

山田 阪神は打線に切れ目がない。だれがいいということでなく、だれかが打ってる。いわゆる「線」になって、効果的に得点ができているということだ。だからゲーム運びも楽になっている。広島のピッチャーはしんどいな。サンズに対しても“穴”に投げ切れていない。阪神はこの流れを大事に戦いたい。【取材・構成=寺尾博和編集委員】

1回裏阪神2死、中越え本塁打を放つサンズ(撮影・清水貴仁)
1回裏阪神2死、中越え本塁打を放つサンズ(撮影・清水貴仁)