野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ客員評論家)。
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今、パ・リーグで一番状態がいいのは、2位につけるソフトバンクだ。前半戦を6連勝で締めた勢いは、後半戦が始まっても変わらなかった。
先週末の3位オリックスとの2連戦を前に、小久保監督は「取りこぼせない」と話していたが、そのとおり2連勝した。オリックスのミスもあったが、ともに快勝。投打に充実した戦いぶりだった。
5月初めまで最下位に沈んだチームが、ここまで上がってきた要因は、まずは先発投手だろう。
不安定だった有原の状態が交流戦を機に上がった。大関はこの2カ月、いい状態。そして、モイネロはずっといい。打線もつながるようになった。周東が1番で高い出塁率をキープ。柳町も復調してきた。山川は苦しんでいるが、オールスター明けの2試合で本塁打を含む4安打。このまま上がってくれば大きい。近藤は体が万全ではなくても、いるだけで安心感を与えてくれる。
先発の3本柱が安定したタイミングで打線も良くなったということ。その結果、投打がかみ合うようになり、当然、勝ちは増える。
後半戦2連勝スタートのソフトバンクに対し、首位日本ハムは27日のロッテ戦を落とした。登板間隔が空いた投手が打たれ、逆転負け。ただ、チーム状態は悪くない。まだ何か起きるか分からないが、このまま日本ハムとソフトバンクが抜けていきそうではある。
今週は、その2チームがまず3連戦でぶつかる。さらに、8月9~11日、同22~24日にも両者は対戦する。ここからの1カ月で9試合も組まれている。まだ、そこまで順位を意識する時期ではないし、他のチームを相手に取りこぼしもできない。それでも直接対決で大きく負け越せば、優勝が遠のいていく。まずは今週の第1ラウンドがどうなるか、非常に楽しみだ。
では、直接対決のカギは何か。予想される先発ローテを見ても、打線の布陣を見ても、力は互角と言える。やはり無駄なミスをしないことだ。どれだけミスを減らせるかが、勝負の分かれ目になるのではないか。
もちろん、オリックスにも優勝のチャンスは残されている。西武以下は現実的には厳しくても、ロッテまで3位の可能性は残る。まさに今が踏ん張りどころだ。(日刊スポーツ評論家)




