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京大にも初の女性主務、大学野球活性化で新しい動き

京大で初の女性主務となった西室柚香子さん
京大で初の女性主務となった西室柚香子さん

創部121年目の秋、京大野球部に初めて女性主務が誕生した。西室柚香子さん(3年=大教大池田)。高校時代は茶道部でスポーツの経験はまったくない。高1の時に入った塾で志望校を設定するときに、高いところをと京大に設定し、そのまま現役で工学部・工業化学科に合格した。

小さいころから高校野球を見るのが好きだったこともあり、京大ではマネジャーとして野球部に入部した。男子マネジャーがいない学年が最上級生になる場合、これまでは選手が主務を兼任していた。だが、青木孝守監督(65)から「今は男女とかもない時代だし、どんどん女性も野球の場で活躍していかないといけない」と言われ、同期の選手たちからも指名され京大初の女性主務となった。82年に結成された関西学生リーグでも初だという。

主務は監督、選手だけでなく、リーグを運営する連盟やマスコミなど幅広い相手と接するなど、仕事も多い。17年秋に東京6大学で初の女性主務となった慶大の小林由佳さんの存在が大きかったという。「会ったことはないですがテレビなどのニュースで、東京6大学でも女性がやっているんだなあ、活躍しているんだと思って自分の主務像がイメージできるようになりました」と話す。

道を切り開いた。「今後も女性でも(主務を)したい人ができる雰囲気だといいなと思うので、この1年、まず自分が主務を全うすることが第一かなと思います」と笑顔で決意表明した。記者は関西のアマ野球担当になってまだ2カ月だが、ほかにも京産大の上川瑠か(るか、3年=武田)主務、奈良学園大の上原美穂主務(3年=上宮太子)と女性主務の姿があった。ほかにもまだ女性主務が活躍している大学が数多くあるだろう。新しい動きが、大学野球を活性化させてくれるはずだ。【アマチュア野球担当 石橋隆雄】

 野球をこよなく愛する日刊スポーツの記者が、その醍醐味、勝負の厳しさ、時には心が和むようなエピソードなど、さまざまな話題を届けます。

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