明豊(大分)のエース左腕前田剛投手(3年)が仙台育英打線を抑えることができず、初戦で姿を消した。

 16安打を許し、10失点。6回途中、涙の降板となった。打線も仙台育英の佐藤世那投手(3年)から1点を奪うのが精いっぱいだった。

 前田は初回、プロ注目の平沢に中越え2ランを浴びるなど、5者連続長打を許し、5失点。スライダーを研究され、思い通りの投球ができず「自分の力不足。平沢はすごい打者だった。バックスクリーンにあんなすごい当たりを打たれたのは初めて」と脱帽だった。