青森県初の5校連合チーム、西北5連合(鶴田・鰺ケ沢・金木・木造高深浦・浪岡)が開幕試合に登場し、弘前中央に2-7で敗れた。だが安打数は相手と同じ9本で、守備でも2併殺を取るなど健闘した。

 1回表2死走者なしから4連打で2点を先制し、スタンドを沸かせた。以後も毎回のように走者を出したが、追加点を奪えなかった。守りは2失策も主将の原田浩成遊撃手(鶴田3年)らが再三の好守備を見せ、投手をもり立てた。

 5校は津軽地方の広域にわたるため、合同練習は休日だけ。大会前は秋田、岩手に遠征し、練習試合で連係を深めた。原田は「投手を助けるため必死で守った。併殺を取った時はうれしかった」と満足した。各校関係者や保護者の協力もあり、5校連合での出場が実現。小枝泰隆監督(47=鶴田)は「部員1人でも大会に出たいという選手たちを出させてあげたかった。みんな元気でこの場に立つことができた。試合もよくやってくれた」とナインをねぎらった。【北村宏平】