興南・宮城大弥にスタンドもため息「抜けてる存在」

<高校野球春季九州大会:興南5-4神村学園>◇21日◇2回戦◇平和リース

興南(沖縄)のプロ注目左腕、宮城大弥(ひろや)投手(3年)が、自己最速となる149キロをマークするなど、9回4失点完投でチームの9回サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

2点を先制しながら、2ランを浴びるなど、一時は逆転を許した。「まだまだ制球が甘かった」と反省しきりも8回からは無失点で切り抜け、逆転勝利に導いた。

2ケタ10奪三振をマークした。4回先頭打者から5回2死まで5者連続三振。力強い直球とキレのある変化球で、三振の山を築いた。4回にはネット裏のスカウトのスピードガンで最速を1キロ更新する149キロをマーク。「自分ではそんな感じはなかった。外角に抜ける球が多かったので…」と笑みはなかったが、相手をねじ伏せる投球に、スタンドからもため息がこぼれた。ロッテ永野チーフスカウトは「高校生の左腕としては抜けている存在。胸の張りがスピードの秘密でしょう。これからもマークしていきますよ」と高評価した。

U18高校日本代表1次候補合宿に参加し、大船渡(岩手)・佐々木朗希投手(3年)の163キロを目の当たりにした。「あごが空いたままでした」と驚きっぱなしだったという。「自分には(163キロは)出せないので自分ができることをしっかりやっていきたい。直球の速度も変化球のキレももっとレベルアップしないといけない」。同世代に刺激を受けての149キロだった。

昨年秋の九州大会で敗れ、センバツの道を絶たれた因縁の相手、筑陽学園(福岡)が勝利し、22日の準々決勝で「再戦」する。「相手もレベルアップしているだろうけど、自分の成長を見せたい」とリベンジを誓った。【浦田由紀夫】

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  • 興南先発のプロ注目左腕、宮城大弥投手が最速149キロの直球など力強い投球を見せた(撮影・浦田由紀夫)