平尾勝多外野手「何をできるか考えてプレーしたい」

<加藤学園センバツへ 至誠(6)>

平尾勝多外野手(1年)は今冬、体作りを重視して甲子園への準備を進めている。「体重は、秋の69キロから4キロ増えました」と明かした。昨秋の公式戦では、9試合に出場して打率2割。県大会の準決勝、決勝は出番がなかった。「悔しくて、寮でずっと素振りをしていた」と振り返った。

調子を取り戻した東海大会では、3試合フル出場。近大高専(三重)との2回戦では、走塁で大仕事をやってのけた。同点の延長10回表1死一、三塁。三塁走者だった平尾は、一塁走者が盗塁を仕掛け、二塁へ送球された間に本盗に成功。決勝点を生んだ。「送球が高く浮いたので、絶対にいけると思った。迷いはありませんでした」。持ち味である、思い切りの良さを得点機で発揮した。

八戸学院光星(青森)にいる兄光翼(こうすけ、3年)は、チームが出場した昨夏の甲子園でベンチ外。聖地の土を踏めなかった。兄から「自分の代わりに甲子園で活躍してくれ」とエールを送られた平尾。インターネットの地図アプリで、甲子園球場の中を確認するなど、イメージを固めている。「他の球場と全然違う。見ていて、ここでやりたい思いが強まった。チームのために何をできるか考えてプレーしたい」と声を弾ませた。【河合萌彦】

◆平尾勝多(ひらお・しょうた)2004年(平16)1月9日、富士宮市生まれ。富士見ストロングで野球を始め、静岡蒲原シニアでは3年夏に全国8強入りに貢献。加藤学園高では、昨秋からメンバー入り。右投げ右打ち。172センチ、73キロ。血液型B。家族は両親と姉、兄、弟。好きなプロ野球選手は、山田哲人(ヤクルト)。打撃フォームで、足の上げ方をまねている。

※「至誠」とは、加藤学園高の校訓で誠実で品位のある姿勢を示す。「全ての事は心からはじまる」を部訓とする野球部にも通じる言葉です。