中日谷繁元信兼任監督(44)が虎狩り宣言だ。23日、2000人を集めて都内で開催されたセ・リーグの開幕直前イベント「ファンミーティング」に出席。27日の開幕阪神戦(京セラドーム大阪)で対決する和田監督を横にして「勝ち越して帰りたい」と意気込んだ。また、開幕投手を14年目山井大介投手(36)に任せることを初めて明言した。
指揮官はマイクを握り、まっすぐと前を見つめた。トークショーの最後、開幕戦に向けた意気込みは、横に立つ阪神和田監督に向けた“宣戦布告”だった。
谷繁兼任監督 (阪神とは)僅差の試合ばっかり。ただ、そういう試合に持ち込めば、うちのゲームになる。開幕を取って勝ち越して地元に帰りたい。
今年はサプライズなしの直球勝負だ。1年前に開幕投手の公表をためらった壇上であっさりと開幕山井を認めた。昨季、13勝で阪神メッセンジャーと最多勝のタイトルを分け合った2人が開幕からぶつかる。開幕を山井に託した理由は極めてシンプルだった。
谷繁兼任監督 ピッチャー陣に、いいお手本を示してくれている。全体をまとめてくれよという気持ちで、先週伝えた。そりゃ、初めてだから緊張すると思うし、かなり気合を入れると思う。まあでもいいんですよ。熱くなって緊張して始まりゃあいい。
求めたのは魂の燃え上がるような熱い投球だ。接戦と予想する阪神戦できれいな投球は必要ない。必死な姿を今季37歳になるベテランにも求めた。阪神戦は2戦目にバルデスが投げ、3戦目は朝倉、もしくはオリックスから移籍した左腕八木が候補。トークショーでは31日巨人戦の大野先発も明言した。開幕から阪神、巨人、広島との対戦が開幕ダッシュのポイントになる。
谷繁兼任監督 9試合というのは昨年の上位。大事な9試合。ただ、星勘定することなく。1試合、1試合集中して元気に泥臭くいきたい。
開幕まであと3日。いよいよシーズンが幕を開ける。宣言通りの「虎たたき」を成功させ、勢いに乗る。【桝井聡】
◆「ファンミーティング」 セ・リーグの開幕直前イベント。今年は23日に都内で行われ、全6球団の監督が約2000人のファンの前で開幕投手を明らかにした。各球団のドラフト1位新人を紹介するコーナーもあり、中日野村亮介投手(21=三菱日立パワーシステムズ横浜)阪神横山雄哉投手(21=新日鉄住金鹿島)、巨人岡本和真内野手(18=智弁学園)らが参加した。公式戦はパ・リーグと同時に27日に開幕する。



