竜のブルペン陣がゼロのバトンをつないだ。谷繁元信兼任監督(44)は「リリーフがしっかりやってくれた。何とかゼロで帰ってきた」と褒めたたえた。

 先発伊藤が5回途中に降板。そこから惜しげもなく6人の中継ぎを投入した。試合を終えた時点でベンチに残っていた投手は先発要員のバルデス、ロングリリーフの武藤の2人だけ。サヨナラ勝ちの影のヒーローは、黙々と仕事を遂行したリリーバーたちだった。

 延長12回にマウンドに上がったのは現在1軍の中日ブルペンで最年長となる31歳高橋聡文投手だった。野間、菊池、丸をあっさりと3者凡退。「いつも通り。しっかり投げきろうと思っていた。勝ち星は関係ない。投手陣がつないでくれたんで、点差はどうであれ、悔いのない投球をしようと思っていた」。サヨナラ勝ちで今季2つ目の白星を手中にしたが、無失点でつないだことがうれしかった。

 阪神との開幕戦では又吉が3失点し、田島がサヨナラ負けのシーンを演出してしまった。開幕2戦目は祖父江がサヨナラ死球を与えての敗戦。だが、そんな苦い開幕カードから救援陣はしっかり立ち直ってきた。息を吹き返したブルペンにも支えられ、竜の進撃は続くはずだ。