またロペス…またハマスタ…。中日はDeNAに6連勝中の山井大介投手(37)が2度のリードを守れず、逆転負けを食らった。横浜スタジアムでは今季4戦全敗。敵将の通算200勝の引き立て役になってしまった。
わずかなほころびも見逃してくれなかった。「前回と一緒で、取られ方が悪いです」。山井が喫した3失点はともに2死走者なしから。2-0の4回は筒香の四球からロペスに2ラン。6回は梶谷の四球を足場に、ロペスに再び同点とされる左前打を浴びた。フォークの連投も、最後は高く浮く失投だった。中日はロペスに打率3割8分5厘、4本塁打、9打点と格好の獲物にされている。
5日の阪神戦でも同点の6回に2死走者なしから3失点した。今回、降板まで勝ち越し点を与えなかったのはせめてもの意地か。まだ2勝の開幕投手はすっかり意気消沈だ。
5月に入り、9回2死から逆転を喫する悲劇が続いた。この日も悔いの残るシーンばかり。谷繁兼任監督は「2回とも2死からでしょ。前回も同じ。フォーム的なものかメンタルか、自分の中で何か感じながらやっているのでは」と浮かない表情。DeNAの首位快走、本拠地連勝などの快進撃に中日は大いに貢献してしまっている。
「ただの1敗ではなく、とても悔しい1敗。相手が笑っているのを見て何も思わなくなったら終わり」。友利投手コーチが厳しい言葉を並べた。連勝は2で止まり、貯金チャンスを逃した。波に乗り切れない原因は相手の勢いだけでなく、確実に自陣にある。【柏原誠】



