DeNAが昨季の覇者ソフトバンクに競り負けた。延長11回に2点を勝ち越され万事休す。5月5日から単独首位を走ってきたが、巨人に同率に並ばれた。それでも中畑清監督(61)は「早く抜いてほしかったのよ。このポジションはすごく居づらいからね。(首位が)行ったり、来たりする中でチームが強くなっていくんだから」と極めて前向きに捉えた。
敗戦の中にも収穫が詰まっていた。何よりも先発した三浦大輔投手(41)の意地が光った。同点の7回に2死一、三塁のピンチを背負うと、前の打席でセンター電光掲示板直撃の特大ソロを浴びている柳田と対峙(たいじ)。フルカウントから外角低め、この日最速140キロ直球で見逃し三振に斬り捨てた。7回2失点の好投を見せたベテランは「何とか粘りを見せられて踏ん張れたと思います」。自身に勝敗はつかず、今季初登板からの登板試合全勝記録は3でストップ。開幕から4戦4勝の40代日本人初の快挙には惜しくも届かなかった。
ここまで17度の逆転勝ちがある一方で延長戦は、この日を含め1勝6敗。連日の激闘を繰り広げた中畑監督は「延長戦がね…。でもみんな力を出し尽くしている。悔いはない。イチロク1人旅だな」と“キヨシ節”で明るく振る舞った。交流戦初のカード勝ち越しに向け、再びファイティングポーズをとる。【為田聡史】



