広島大瀬良大地投手が17日、24歳の誕生日を迎え、「ミスターゼロ」を誓った。2年目の今季は開幕ローテ入りするも、勝ち星が伸びず中継ぎ転向。配置転換後も2試合連続失点と苦戦している。セットアッパーとして期待される右腕は、明日19日から再開するリーグ戦での無失点投球を目指す。
リーグ戦再開を2日後に控え、ブルペンで46球を投げ込んだ。年齢をひとつ重ねた大瀬良は、大粒の汗を拭いながら新たなポジションへの覚悟を口にした。
「数字的な目標を立てるのは難しい。与えられたポジションで0(失点)で抑えるのが仕事。役割を果たしたい。3人できっちり? それが理想です」。
先発から中継ぎ転向後も、思うような結果を残せていない。中継ぎ初登板の10日西武戦では、2イニング目に2失点。リードを追い付かれた。13日ソフトバンク戦も0回2/3で2点を失った。いずれも味方の拙い守備が絡んだ失点だったが、課題はある。ブルペンでの球数がほかの中継ぎ陣の倍を要すなど、調整法を確立できていない。「何度も肩を作るのではなく、登板前に長く作りたい。人のまねをしながら、少しずつ自分の形を見つけたい」。中崎らに助言をもらいながら、自己流を模索する。
新境地で試行錯誤しながらも、150キロを計測するなど球威を取り戻しつつある。畝投手コーチは「連投もあるし、2イニングもある。セットアッパーとして、まずは結果を残してもらいたい」と抑えの中崎につなぐ役割を期待する。大瀬良も「いろんな投手の思いを背負って投げる重たいポジション。それがリリーフの魅力」と言い切った。
24歳の誕生日に、福井からは栄養ドリンク「ユンケル」、中崎から棒付きキャンディー「チュッパチャプス」10本をもらった。プレゼント以上の先発陣、中継ぎ陣の思いも背負い、大瀬良が試合終盤のマウンドに上がる。【前原淳】



