日本ハム栗山英樹監督(54)が、来春の米アリゾナキャンプを成功させるため、スタッフに「珍指令」を出していることを明かした。沖縄・国頭での秋季キャンプは3日、折り返しとなる第2クール2日目を終えた。今キャンプ終了後には、球団スタッフが現地へ入り、施設や練習環境を視察するが、同監督は「休みの日に行けるところはあるか。買い物はできるか、ゴルフはできるか、そういうのは見てきてもらうように言ってある」と、レジャー面をポイントに挙げた。
グラウンドでも、宿泊施設でもなく、指揮官が注目していたのは娯楽だった。パドレスが春季キャンプで使用している施設であることもあり、プレーをするうえでの不安は少ないこともあるが、栗山監督は実体験をもとに「オフの充実」を重要視した。
練習の疲れを癒やし、気分をリフレッシュするキャンプ休日。国内キャンプではゴルフ、釣り、パチンコ、家族との観光など、各選手が思い思いに過ごすが、初キャンプ地となるアリゾナ州ピオリアでは、気軽に出掛けることができないことも想定される。現役時代に米ユマでのキャンプ経験がある同監督は「部屋で(お酒を)飲むことも多くなると思う。選手たちが(ストレスで)イライラしないように」。精神的な負担軽減のためにも、付近のレジャー施設の視察は軽視できない。
若手主体の秋季キャンプは、日程のちょうど半分を終えた。1日の休日はヤンバルクイナを観察に行った栗山監督だが、近くの滝を見に行った谷口ら各選手も休日をうまく活用し、練習に集中している。球団29年ぶりの海外キャンプ成功のカギは、オンオフの切り替えにある。【本間翼】



