藤浪はダル以上!? 新任の阪神金村暁1軍投手コーチ(39)が“始動”した。5年ぶりとなるタテジマのユニホームを来てグラウンドに登場。前日3日の入団会見で「投手陣のアニキになる」と話した言葉通り、選手と積極的にコミュニケーションを図った。ゴロ捕球の練習では、ノックを打ちながら選手の動きを細かくチェック。目を引いたのが藤浪晋太郎投手(21)だった。「彼は練習を見ていても頭がいい。大事なところは力が入る。要領がいいんですよね」。高卒から3年連続2桁の白星を重ねた理由。それが練習を見ても分かるとうなずいた。そしてこう分析した。

 「あれ以上になるんじゃないかな。体の強さとか、まあ一番は気持ちの強さ。持っているものはずばぬけている」

 比較したのは、日本ハム時代の後輩ダルビッシュ(現レンジャーズ)だ。07年に日本ハムを退団するまで3年間、ダルビッシュが球界を代表する投手へと成長する姿を間近で見てきた。その金村コーチが阪神の背番号19はそれ以上になるかもしれないと予言した。

 「ほとんどの選手と話はしましたし、トレーナーにはそれぞれの体の状態も聞きました。ノックが下手すぎるという課題が見つかった」。初日から精力的に動いた金村コーチに、藤浪も「いろいろ聞いて勉強したい」と経験談を聞きたくて仕方がない。ダルを知る男の存在が藤浪をまたひとまわり大きくしそうだ。【桝井聡】