右股関節の形成手術から復活を目指す巨人杉内俊哉投手(35)が22日、後半戦開幕を復帰時期に定め、プロ通算150勝到達を目標に掲げた。「後半戦に投げられるように。早ければ早い方がいいですし、1日でも早く、1勝でも多く。あと8勝(で150勝)なので、何とかそこを目指して」と決意を込めた。後半戦復帰なら、10試合前後とみられ、今季にかける思いが高いハードルに表れた。

 練習メニューが、順調な回復を物語った。この日、鹿児島・薩摩川内市での自主トレを公開。「5割くらい」の強度だが、約40メートルの距離でキャッチボールを行った。「足を踏み込んで投げられているし、順調です。違和感はないですし、手術前と比べて、天と地の差」と強調。慢性的な痛みに悩まされ続け、違和感がなく、投球するのは沢村賞を獲得した05年以来と話す。「投げていて、楽しいです」と笑みがあふれた。

 復帰に向け、視界は良好だが、慎重な姿勢も崩さなかった。「長く入院して、2カ月は車いす生活」だった大手術。落ちた筋力、股関節周辺の強化に重点を置き、左右のティー打撃やチューブを使ったトレーニングなどで強化に取り組む。ランニングの再開は担当医師の許可待ちで「根気強く、やれることをやる」と着実にステップを刻む。

 自ら申し出て、4億5000万円ダウンの推定5000万円で臨む今季。不退転の覚悟でマウンドに上がる。球団や周囲への感謝も込め「(手術を)やって良かったです」と断言。チームスローガンと同様に「一新」されたボディーで復活を遂げる。【久保賢吾】