オリックス福良淳一監督(55)が、打倒ソフトバンクへの思いを強くした。1月31日、キャンプ地の宮崎入り。空港での歓迎セレモニーを終え、同市内の神社参拝に向かう途中でソフトバンクの優勝パレードと遭遇した。「あれを見てどう感じたか。2年連続で見せられて、気分のいいものじゃない。やっぱりあそこを倒さないとどうしようもない」。珍しく、闘志をむき出しにするように話した。
昨年は遠く30ゲーム離れた5位。指揮官はミーティングでナインに呼びかけた。
「俺から言ったのは2つ。まず個々のレベルアップ。チームより自分のこと。せっかくこの世界に入ったんだから、給料を稼いで家族を喜ばせたらいい。チームのことを考えるのはこっち(首脳陣)の仕事。2つ目はシーズンを通してあきらめない野球をやっていこうと伝えた」
南海監督として黄金時代を築いた故・鶴岡一人氏は「グラウンドにゼニが落ちている」と選手のモチベーションを高めた。福良監督も、頑張って稼げ! とばかりにハッパをかけた。
指揮官として地元で迎える初のキャンプ。神社参拝では絵馬に「優勝」と書いた。「本当にそれだけしか考えていない。あわよくばとか考えてたら無理。そういう気持ちでやらないと」。20年ぶりの頂点を奪い取る。【大池和幸】




