中日とのオープン戦に即戦力ルーキーがリレーし、ともに開幕ローテ入りへ大前進した。先発は広島ドラフト1位岡田明丈投手(22=大商大)。先頭打者にいきなり死球も、最速149キロの直球に加え、カーブやスライダーでストライク先行の投球。危なげなくまとめ3回を1安打無失点と上々の先発デビューだった。

 「修正して切り替えて投げられた。納得出来た部分もあったし、課題も出た」。紅白戦を含めて初めての先発マウンド。だが宿舎から球場までの約1時間は「爆睡していました」と笑う。「集中していても移動すれば体は固まる。10分あったら寝られます」。寝具など関係ないルーティンだ。究極のリラックスがマウンドでの躍動を生む。

 一方の2番手ドラフト2位の横山弘樹投手(23=NTT東日本)は車中で「データを見ながら来ました」と笑う。マウンドでは本調子ではなかったものの4回4安打1失点。だが先頭の平田に1発を浴び「いかなる状態でも結果を残さないと」と反省ばかりが口をついた。個性ある2人が結果を出し、緒方監督も「使おうと思っている」と、ダブルでの開幕ローテ入りにまで言及した。前田がメジャー移籍、大瀬良が故障離脱と逆風が吹く中、新人コンビが頼もしく映る。【池本泰尚】

 ◆岡田明丈(おかだ・あきたけ)1993年(平5)10月18日、東京都生まれ。大泉第二中(東京)の軟式野球部で三塁手として野球を始める。大商大高1年から投手に転向。3年夏は大阪大会8強。関西6大学リーグの大商大に進み、4年春のリーグ戦では31イニング連続無失点。185センチ、80キロ。右投げ左打ち。