また新しいハードルを越えた。楽天のドラフト1位オコエ瑠偉外野手(18=関東第一)が、初めて対戦する速球左腕の西武菊池を攻略。右では藤浪を打ったが、今度は左の146キロを左前にはじき返した。1打席目は151キロにファウルし、最後は外角のチェンジアップに空振り三振。試合中に修正し2打席目に結果を出した。
試合前にはマウンドの半分の距離で打ち込んだが、納得できなかった。試合中にベンチの中で投球を見ながらタイミングをはかっていた。「打者寄りで球を放すので近く感じ、1打席目は焦った。始動を早めても軸がブレないように意識した」と言う。すぐに対応できるところが高卒新人とは思えない。
池山打撃コーチも驚きの連続だ。「ここまでの1カ月は毎日楽しかった。いろんな壁を乗り越えてきた。大したもの。だから左の速球派が楽しみだった。結果ではなくね。次ぎに生かせばいいんだから」と、すべては経験という。前夜は岡山の名物、千屋牛ステーキをごちそうした。
オコエは冷静かつ貪欲だ。「シーズンで1軍にいれば配球も違う。前に進まないといけない」。打撃フォームは自分で考えている。課題に当たる度に変えてきた。足だけではなく進化のスピードも早い。【矢後洋一】



