「みちのくのサブマリン」が、プロ2年目で初の開幕1軍切符を手にした。14年ドラフト6位でJR東日本東北から楽天入りした加藤正志投手(26)は、「初めてなのですごくうれしい」と笑顔をみせたが、「ここで満足せずに結果を残していきたい」とすぐに気持ちを引き締めた。

 オープン戦では5試合に登板。5回2/3を投げ防御率は3・18だった。「もっとコントロールを磨かないといけない」と課題を口にしたが、森山投手コーチは「負けている展開で流れを変えるような投球をしてほしい」と期待を寄せる。ワンポイントからロングリリーフまで、加藤がフル回転することでチームに勝ち運を呼び込む。

 中継ぎとして大車輪の活躍を見せれば、加藤が目指す先発への転向も夢ではない。森山コーチは「まずは中継ぎで結果を出してからの話になる」と冷静に判断するが、加藤は「プロでやるからには、そこ(先発)にこだわりはある」と、今後への飛躍を誓う。

 昨秋のキャンプに左打者対策としてシンカー習得に励んだ。今も時間を見つけてはウエートトレーニングで体を鍛える努力家が、敗戦処理からサクセスストーリーを築き上げていく。【田口元義】