中日福田永将内野手(27)がプロ10年目で初の満塁弾を放って試合を決めた。3回、1点を勝ち越してなお無死満塁から岩貞の高め直球を左翼席中段へ。バットを豪快に放り投げるポーズも決まった。2カード連続の勝ち越しで2位に浮上した。
「直球を狙って打ちました。打ちたいという気持ちが出ちゃっていたので、自分を落ち着かせた。頭が真っ白になりました」
昨年も序盤の約1カ月で5本塁打と脱皮しかけた。だが直球待ちで変化球対応のスタイルを続けるうちに何でも手を出す「ダボハゼ」になった。今年は狙い球を明確にし、タイミングを早くとることだけを心がける。
技術的に大きく変わった部分はないという。ただ、今年からバットを、年間55本塁打を放ったタフィー・ローズ型に近い長距離タイプに変えた。ヘッドが極端に重く、春先まで使いこなせなかったが次第になじんだ。2軍では3部門トップ。リーグ戦再開と同時に再昇格し、全9試合安打を続ける。1試合4打点も最多だ。
横浜高で4番・主将として3年春に全国制覇した福田が10年目で大輪の花を咲かせられるか。平田、ビシエド、ナニータの好調な主軸のあとに控える6番打者が、広島猛追のアクセルを踏む。【柏原誠】



