阪神坂井信也オーナー(68=電鉄本社会長)が8日、鳴尾浜球場を訪れ、掛布雅之2軍監督(61)から現状報告を受けた。練習後に虎風荘で約1時間半、膝を突き合わせた。4日に高知・安芸の秋季キャンプを訪れたのに続く、2軍視察と監督との会談。坂井オーナーは「秘密です」とだけ話したが、掛布2軍監督は「1年間の僕の報告や若い選手に育ってほしいというような話です」と明かした。
話題に上ったのが今年、開幕1軍を果たしながら、不本意な成績に終わった期待株の2人。掛布2軍監督は「横田や江越をどうにかしたいと。親心じゃないけど、やっぱりかわいい」と代弁する。10月のみやざきフェニックス・リーグでも不振の2人を中軸で起用。ともに金本監督が推し進めたいパワーとスピードを武器とするだけに、浮上のキッカケを探ろうと必死だ。
プロ3年目の横田は開幕スタメンを張ったが思い切りのいい強振が消え、38試合で打率は1割9分、ノーアーチ。江越も4月こそ出場4試合連続本塁打を放ったが、2年目は打率2割9厘、7本塁打にとどまり、2軍が長かった。
勝負の世界は続々とライバルがやって来る。今秋ドラフト1位で入団する白鴎大・大山悠輔内野手(21)もその1人だ。掛布監督は「大山も入ってくるし、いい刺激になればいい」と話す。本社トップ自ら2軍に出向き、阪神の未来を話し合う。チームスローガン「超変革」の2年目に向けて抜かりない。【酒井俊作】



