未来の4番候補は原口や!! 今季、ブレークした阪神原口が練習試合LG戦で貫禄たっぷりの猛打を見せつけた。2点を追う4回だ。1死後、外角中心の配球を見抜き、最後は外に逃げる変化球を完璧に捉えた。軽々と左翼を柵越えする弾道に見とれ、絶賛するのは金本監督だ。
「バッティングは、ちょっと違うわ。対応力が。追い込まれてからもしぶとくね。センター方向へもっと大きいのを打ち始めたら、将来、十分、4番もある」
指揮官の発言は成長ぶりを物語る。今季は育成から支配下登録に復活して1軍デビュー。107試合に出場し、打率2割9分9厘、11本塁打を放つなど1軍の修羅場を経験した。打席での落ち着きがまるで違う。1回も2死二塁で追い込まれたが、じたばたしない。狙い定めて外角球をライナーで中前にはじき返す先制打になった。5回は左前適時打。この日は3打数3安打3打点のフィーバーだ。
大砲不在のチーム事情もあり、原口のパンチ力は貴重だろう。今年は5試合で4番を任され、19打数4安打、打率2割1分1厘だった。それでも5番では49試合に出場し、堂々の3割1分8厘、6本塁打を記録。主軸を張る資格を証明してみせた。原口は「(3安打とも)全部2ストライクから。キャンプ中からやってきている、追い込まれてから、いい形で打てた」と手応えを口にした。右肩の古傷を抱えており、この日は一塁で先発したが、正捕手争いでも格の違いを示した。【酒井俊作】



