阪神金本知憲監督(48)が19日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場を訪れ、今季初めて自主トレを視察した。

 新人の動きもチェック。ドラフト1位大山悠輔内野手(22=白鴎大)らがマシン打撃を始めると、室内練習場で目を凝らした。金本監督は「ホント初めて。映像でしかない。スカウト報告だけだから。スイングの完成度とかは、もちろん今から覚えることもいっぱいあるけど、柔らかいね。聞いての通り、実戦向き。対応力がありそう。もう少し、下半身がどっしりついたら確実性も上がるし、飛距離もまだ飛ばせると思う。伸びしろはある。慣れと強さで打つから」と一目ぼれ。

 昨秋、自ら獲得を望んだ逸材を見初めた。「クリーンアップ。うちに必要なね」と大砲としての開花を期待した。大山も「いつもより、多少、緊張感はありました。(打撃で)意識するところはたくさんある。すべての面でレベルアップしていかないといけない」と前を向いていた。