日本ハムの先発、加藤貴之投手(24)が好投も、今季2勝目を逃した。

 ソフトバンク・バンデンハークと投手戦を繰り広げ、走者を背負っても落ち着いた投球で失点を防いだ。我慢しながら、味方の援護を待ち、7回にレアードの5号2ランで先制点をプレゼントされた。その裏も抑えて、7回4安打無失点。チーム10連敗からの脱出へ向けて、プロ最多の115球の熱投だった。

 「野手のみなさんに助けられながら投げさせてもらいました。いい流れを作りたかったですし、とにかく粘って投げたい、と思って投げていたので、自分のやるべきことは出来たのかなと思います」と振り返った。

 リリーフ陣に託したが8回に同点とされ、持っていた勝ち投手の権利を失った。