最下位で貧打にあえいでいたロッテが、ド派手な猛打で連敗を2で止めた。今季最多となる1試合5本塁打を含む9安打で、今季初めてとなる2桁12得点。ソフトバンクを豪快に寄り切り、今季ヤフオクドーム初勝利を手にした。チーム打率は2厘上がり、1割9分7厘。ようやく2割も見え、巻き返しのきっかけになる?

 最後の1発は、バックスクリーンにたたきこんだ。10-3の7回1死一塁、不振でとうとう8番まで打順が落ちたダフィーが、この試合2本目となる6号2ランを放った。2回先頭の鈴木の6号ソロから、重ねること計5発。前日までは12球団最少20本塁打の軽量打線が、ソフトバンク打線のお株を奪った。伊東監督も「珍しく、打線が爆発したね。2回のソロ2発が効きました」と手放しで褒めた。先発佐々木が初回に3失点していた。直後の1発は、反撃ののろしだった。