楽天は今季ビジター戦で38勝33敗1分け。ソフトバンクに対しては12勝13敗も、敵地ヤフオクドームでは7勝5敗と優勝チームを相手に勝ち越した。

 9月以降防御率2・30と好調なのはルーキー藤平尚真投手(19)。CSで高卒新人が先発登板すると12年武田翔太(ソフトバンク)、13年藤浪晋太郎(阪神)以来3人目となる。

 打線では茂木栄五郎内野手(23)がソフトバンク戦で4本塁打を含む打率3割8厘と好相性。31本塁打を放ったゼラス・ウィーラー内野手(30)はソフトバンク戦でカード別最多の7本塁打をマークしている。

 ▼04年以降のプレーオフ(現CS)でリーグ1位球団を退けてファイナルステージ(第2S)を突破したのは04年西武(2位)、05年ロッテ(2位)、07年中日(2位)、10年ロッテ(3位)、14年阪神(2位)の5度。今季3位楽天はソフトバンクに15・5ゲーム差をつけられたが、ファイナルステージ突破となると、14年阪神の7ゲーム差を上回る「最大の下克上」となる。