試合前の始球式を、体操世界選手権の女子種目別床運動で金メダルを獲得した村上茉愛(21=日体大)が行った。

 「マルとイチでマイ」と背番号01のユニホームに身を包み、まず3連続のバック転で登場。スタンドを驚かせた。「体操ならバック転と思ってやりました」。そしてマウンドからの投球は右投げから、ワンバウンド投球。ホームベース上は通過した。「もともとそんなに球技が苦手じゃない。真っすぐ行ってくれて良かった。球場は初めて来た。体操より何倍も広くて、気持ち悪くなるくらい緊張しました」と、大役を務め終えて安心したような笑顔だった。