V奪回へ、フレフレ120分!! 巨人が1日、宮崎市内でキャンプイン。雨のため室内練習場での練習となったが、正午すぎから打撃音が響き続けた。ティー打撃4カ所とフリー打撃用のケージが4カ所。阿部、ゲレーロ、マギーら一部をのぞく野手は、各箇所を回り、ほぼ2時間振り続けた。主将の坂本勇は「バットを振る量は例年より多い。疲れました」と話した。

 ガラリと変わった。昨年の春季キャンプでは全体練習のティー打撃とフリー打撃を合わせて30分程度だった。若手主体の昨秋キャンプでは「1・5倍」を掲げて振りまくったが、今回は坂本勇や陽、長野といった中心選手も参加。坂本勇は「去年の打撃が弱いというのを直そうという練習の表れ」と受け止め、チーム一丸で取り組む。

 強さを取り戻す。高橋監督は「実際に打てていないのが現実。それを克服するには練習するしかない。数、量が全てじゃないけど今はそういうことが必要」と振り込むことでの底上げが重要と説明した。昨年のチーム打率は2割4分9厘。Bクラスからの巻き返しへ、振って、振って、振りまくって、強くなる。【島根純】