昨年10月上旬に右肩と右肘を手術したヤクルト館山昌平投手(37)が、開幕ローテーション入りをほぼ確実にした。日本ハム戦に先発し、予定の球数(90~95球)に近づいたため4回1死二塁で降板。最速149キロと力強いボールで復調ぶりを示し、3回1/3を89球4安打1失点でまとめた。4四死球は与えたが「手に付かない四球じゃないし修正できる程度。操れるボールが増えてきた。内角を際どく突いていけた」と手応えを口にした。

 今季の復活を目指す“松坂世代”の1人。仲間とともにベテランの域に入ってきたが「(松坂は)何度もケガになっては、はい上がってきた。元巨人の村田(現BC栃木)にしても燃え尽きないぞという気持ちでやっている。僕も刺激を与えられたら」と、まだまだ意欲は尽きない。登板後の状態に問題がなければ4月5日広島戦(神宮)に向かう模様。小川監督は「ある程度、微調整していけば、ペナントレースでも十分投げていける」と期待した。