八王子が苦しみながらも初めて夏の関東王者になった。１回に２死三塁で４番竹本日向が先制の適時三塁打。３回には相手守備の乱れに乗じて１点、５回には竹本の２本目の適時二塁打と相手失策で２点を加点し、４－０とリードしたが、打力の東練馬に徐々に圧力を受け、５－４で最終回を迎えた。１死後、安打で同点の走者を出したが、最後は投ゴロ併殺で切り抜けた。

　和田義盛監督は「夏の優勝は初めてなんです。なんと言えばいいか、勝てるとは思わなかった」と、ちょっと顔をこわばらせながらも「よく守れたことが優勝につながったと思う」と振り返った。小松稜平主将は「うれしい。持ち味の次につなぐ打撃が大会を通じて出せた」と笑顔を見せた。